天体撮影用モデル「EOS60Da」
を用いて、ポートレート(レースクイーン)を撮影してみました。
赤外寄りの光線をカットしない光学系となっているため、
ざっくりとマゼンタに被りぎみな画像になりますが、どう出るか?
[共通設定]
ISO100 1/250 F2.8
RAWをDPPで現像
PictureStyle:忠実設定
コントラスト:-3
ここで、
色合いに最も影響の出る WB<ホワイトバランス>
のみを変えた比較を行いました。
「AWB」
どれだけ赤くなるかは設計上、計算できるでしょうから、オートホワイトバランスのアルゴリズムでそれなりに補正できちゃう気もしますが、このようにわざわざ赤みを残しているのがこの機種の「味」でしょうか。
もしくはカラーバランスが崩れるのを嫌って、純粋に赤の情報が多い分をキャンセルしていない、のか。
対して、
「WB微調整(シアン/グリーン側へ、ほんの少し)」
ポートレートの巨匠、長野博文さんが説明していた肌に透明感の出る現像手法に似た色合いで、
結構好みです。
トーンカーブを全くいじらずにこの感じが出せるのは楽かもしれません。
もう一例。
こちらは前のカットより、輝度が高い状況で。
「AWB」
「WB微調整(シアン側へ、ほんの少し)」
前者はやはりちょっとマゼンタに被りすぎという印象を持ちます。
そこでシアン側へ微調整を行うと、今度はグリーンが顔を出してきて、全体に透明感を醸し出す。という感じでしょうか。調整量は、感覚です。
「WB微調整(シアン側へ、ほんの少し)」
「WB微調整(シアン側へ、ほんの少し)」
EOS60Da + EF70-200mmF2.8LISII
比較としてEOS-1DXのAWB
こう見ると、最後の1DXが最もRGBのバランスが自然で、しっくりきます。笑
と、このような感じで、、
ホワイトバランスを後で補正するなら、わざわざ60Daを使う必要もない気がしてきました。。
このAWBの色合いが好みであれば、現像が楽なカメラかもしれません。
機会があれば、また違った撮影環境で試してみたいと考えてます。
ともあれ、機材は目的に合った使い方するのが賢明でしょうね。。